2015/5/5発足までの経緯について

ぴよぴよ音楽企画を発足した時の経緯についてお話しします

30年程飲食店の仕事をして来ましたので、かなり大勢の人とお会いしお話しさせて頂きましたが、声をたてて良く笑うまだ二十代の彼女は、私が初めて見たとても素敵な人間でした

誰もが《さとちゃんを好きになる》そんな魅力のある女の子でした

その彼女は、私も昔目指そうとしていたシンガーソングライターだと言いました

私は彼女の応援をするつもりで、自分の経営する居酒屋に来たお客様達へ、彼女を紹介したりＣＤをオススメしたりしていましたが、当時、まだ彼女のしたい音楽活動をちゃんと細かくは把握しておらず、音楽業界の現状もちゃんと分かっていませんでした。

今もまだ、色々模索しながら、日々学ぶ事だらけですが、当時の事をお話しします

お客様の中には、一緒に応援してくれたり、快くＣＤを買ってくれる人や、彼女に興味を持って、色々な質問をする人も居ましたが、中にはプロデューサー気取りで、分かりもしない音楽業界を《この世界は厳しいんだぞ！》とか《もっと売れる曲を作らなきゃダメだ！》とか、、、。

まぁ、色んな人がおりました

厳しいお客さんに泣かされた事も有りました

私はこの時、彼女がどんな音楽活動をやりたいのか？もっと理解していないといけないと思いました

応援が、時には迷惑な行為になる事も有る

①本人の希望を聞いた上で、無理の無い応援の仕方をする

これが、ここで学んだ一つ目の事です

そして、彼女のライブを見に行く中、沢山のアーティストさんに出会いましたが、ワンマンライブを満席に出来る人と、なかなかお客さんを集められない人が、必ずしも上手い人と下手な人でも無く…

営業上手が必要だったりします

プロダクションに属していれば、専門の人がそれを担当しますが、フリーのアーティストは自分が営業も担当

でも、アーティストさんは良い音楽を作り、奏でる事に専念する方が、良い音楽を沢山作れるんじゃないか？と思うんです

《売る為》に勤しむと、自然と音楽自体が売る為の物になってしまったりしないかな？

また、お客さん側からの意見を聞いていると、《メジャーなのか？》とか《音楽で飯が食えているのか？》とかが判定基準で、それが出来ていないと聞けばバカにするとか、大した事の無い曲なんだ。と、作品までを低く評価する

食べ物の世界でもそうですが、フランス料理店を日本でやるなら、先ずはパリに行ってからと言います

パリで修行した！

…と言うと、その店が流行るからと

本来は、パリで修行した人が、本当に美味しい料理を作ったので成功したのでしょうが、今やパリで修行した…と言えば流行ると言われる

音楽も同じか？と

メジャーなのか？とか、食えてるのか？が判定基準

ならば、先にパリを作ろうじゃないか！

これ、二つ目のポイントです

②ぴよぴよ音楽企画の活動を広めて、そこの応援を受けるアーティストさんに目を向けて貰う事

でも誤解しないで下さい

私達は本当は美味しく無い物を高く売りたいんじゃ無いんです

だから、三つ目のポイント

③応援するアーティストさんは、何処までもクオリティの高い人のみ

そして、応援したくなる程の努力をしている人とか魅力の有る人間性

これは、何処の世界でも同じだと思います

まぁ、実際私達もプロの音楽家では無いので、クオリティとか言っても、審査出来る程の耳じゃないかもしれませんが、沢山のインディーズアーティストさんの中で『是非！沢山の人に聞いて欲しい！』と思える人を探します

初めは私がタバコを辞めて浮いたお金と、経営する居酒屋のお客様達からのご支援と、当時のスタッフからの支援金で賄っておりました

自分の資産を持ち出して応援している手前も有り、勿論、誰にでもあげたい、使いたいわけもなく

その価値のあるアーティストだ！と思えるからこそ応援しています

現在は、相模原市民祭りの参加により得た収益も活動費に充てています

昨年からボランティアスタッフも増え、お祭りの参加も賑やかで楽しいものになりました

普段ボランティアスタッフの方には、Twitterによる活動情報のリツイートをお願いしています

路上ライブやライブハウスでの出演の際に、個人的に応援下さっている方もいらっしゃいます

ワンマンライブやフリーライブの際に、皆んなで応援Tシャツを着てアピールしたりもします

フリーライブでは、本人がMCの間に、聞いてくれているお客様にフライヤーを配布したりする事も力になります

出来る時だけ、出来る事だけで良いので、是非、皆様のご協力をお願いします

長くなりましたが

発足に至った経緯と、現在の活動についてお話ししました

詳しくは、ぴよぴよ音楽企画のフライヤーをご覧ください

また、お問合せや質問もお待ちしてます

                                            令和元年8月17日

                                   ぴよぴよ音楽企画代表

                                                        山口  春美